乳酸菌、鉄の味、さらにはパクリ疑惑…これぞ珍ドリンク!
ここからは、マニアが厳選した、より変わり種のエナジードリンクを見ていこう。まずは清涼飲料水のロングセラー「スコール」のエナジードリンクである「スコールエナジー」。
「乳性炭酸飲料の先駆けであるスコールをエナジードリンク化した意欲作。ですが、乳酸菌ならではの優しい甘みとエナジードリンクのケミカルな風味が組み合わさってかなり刺激的な味わいとなっています。オリジナルのスコールからは、かけ離れた味となっていますが、ある意味でなかなか味わえないフレーバーなので、お試し感覚で飲んでみてはいかがでしょう?」
ぎょっとする味とのことだが、「ASAP CLUB エナジードリンク BalanceD」は、それ以上に仰天する味わいだったとか。
「さっぱりとした味わいが特徴のフルーツ『グアバ』にフィーチャーした一杯。ところが口当たりは、鉄のような風味が先行……というのも、本品は一日分の鉄分7㎎を配合しているからです。そして、後から甘みが広がるので、全体的な印象としてはクセのある仕上がりになっています。とはいえ一日分の鉄分を摂取できることは貴重なので、女性におすすめしたいですね」
お茶のメーカーとして有名な「伊藤園」の「伊藤園ビタミンパワーGO!」も見逃せない。
「“健康系エナジードリンク”と謳うノンカフェインの商品となっています。その名に恥じず、ビタミン12種、アミノ酸5種、クエン酸、ローヤルゼリーという栄養成分にあふれた内容。酸味と甘みのバランスがあって飲みやすく、日々の疲れを取るのにもうってつけ。自動販売機で販売しているので、ぜひチェックしてみてください」
最後はパクリ疑惑(?)のある「N6 エナジードリンク」を紹介してもらった。
「味は軽やかな酸味と甘みのある王道の味。500mlというボリュームで159円というリーズナブルさが売りなのですが、注目したいのがパッケージ。アメリカのエナジードリンクである『C4 SMART ENERGY』のパッケージとデザイン、カラーが酷似しているんです……。
20年以上エナジードリンクマニアとして活動してきて、ここまで酷似したものは初めてみました(笑)」