平山容疑者を再逮捕「夫婦を殺して、燃やして処分しろと指示された」
事件は4月16日早朝、宝島さん夫妻の他殺体が那須町伊王野の林道脇の河川敷で燃やされていたのを通行人が見つけたことで発覚。
翌朝に平山容疑者が大崎署管内の五反田駅前交番に「栃木の事件に関与したかもしれない」と出頭したことから同署に合同捜査本部が発足し、捜査が急展開。関根容疑者が事件を計画し、指示役の佐々木光容疑者(28)に多額の報酬金を渡し、分け前を受け取った「仲介役」の平山容疑者が飲み仲間の元俳優、若山耀人容疑者(20)と姜光紀容疑者(20)を「実行役」として引っ張り込んだ経緯が判明している。
さらに宝島夫妻を誘い込んで暴行、殺害したとみられる品川区内の空き家を管理していた関根容疑者の知人の不動産業、前田亮容疑者(36)の存在も浮上し、捜査本部が6人を死体損壊容疑で芋づる式に逮捕していた。
このうち最も早い4月21日に同容疑で逮捕された平山容疑者は、殺害場所とみられる空き家への出入りは確認できなかったものの、計画全体を把握し、さらに殺人に関しても仲介役として実行役の2人に指示していたとみて、勾留期限に合わせて殺人容疑で再逮捕に踏み切った。
平山容疑者は指示役で「アニキ」とみられる佐々木光容疑者から「夫婦を殺し、ガソリンで遺体を燃やして処分しろと指示された」と供述しているという。