大人も使いたくなるおしゃれランドセル
ランドセルが赤と黒だけだったのはすっかり昔の時代。小学生たちが色とりどりのランドセルを背負うようになって久しいが、その進化は止まることを知らない。かなり凝ったデザインのものから、まるで大人向けのハイブランド商品に見えてしまうものまである。
大人の女性から「自分用にほしいくらい!」と絶賛されているのは、MARY QUANT(マリークヮント)のランドセルだ。色味や素材感など、まるで高級ブランド品のようにも見えるこのランドセルはSNS上で〈可愛すぎてびっくりした〉〈海外のkawaii系女子がこぞって買いそう〉〈こんな小学生いるの?!いいなぁーっ!〉と大好評。
製造、販売を手掛ける株式会社SHIFFONのPR担当・佐々野康平さんが、こちらのランドセルについて説明する。
「デザインも色も大好きなランドセルを買ってもらったら、そのランドセルはただの教材入れではありません。子どもにとっては宝ものです。お気に入りの服を着るように、袖を通すたびにうれしくて、あふれる笑顔がとまらない。『デザイナーズランドセルSHIFFON』はそのようなコンセプトをもっております。
品質が確かで、デザインとカラーが豊富に揃ったブランドから、いいランドセルを提供します。充実の機能で、子どもも親も安心して使えるランドセルです」(佐々野さん)
ランドセルを実際に製造するまでは、デザイナーが時間をかけてデザイン・企画に取り組んでおり、親目線や子ども目線でという視点を忘れず、試行錯誤しながら、社内でヒアリング、ブレストを繰り返す。ブランドにふさわしいランドセルであるために、トレンド要素を取り入れたカラー、ディテールデザインなどには特に注力しているという。
ラインナップも全10型/41カラーを取り揃えているとのことで、本当に赤・黒だけだった時代とは大きく変わったものだ。
大きく変わったといえば、小学生用の裁縫セットもとんでもない進化を遂げている。30〜40代にとっての裁縫セットといえば、子ども心をくすぐるやたらとかっこいいドラゴンや、イルカ、ピングーやボブドッグなどのキャラクターがデザインされたパッケージが主流だっただろう。
だがこちらもなんと、洗練されたブランド品のようなデザインが増えている。おしゃれな裁縫セットを販売する、株式会社光文書院の製作グループ教具チームの水谷さんに話を聞くと、光文書院で裁縫セットがおしゃれになっていったのは、つい最近のことだという。