愛されキャラが呼んだ代表ギャグ
現在、ソフトバンクCMでも披露している津田のギャグ「ゴイゴイスー」も先輩芸人からの千本ノックの中で偶然に生まれている。
あるお笑い番組の大喜利コーナーでのこと。司会役のサバンナ・高橋から「もっと面おもしろく!」と迫られた津田が苦し紛れに叫んだセリフが「ゴイゴイスー」だった。
「津田くんは本当に誠実で裏表がない。誰もがそばに近づいていじりたくなるような愛されキャラなんです。千鳥やサバンナが、笑いがとれるボケをたくさん振ってあげたくなるのもよくわかります。そのボケの千本ノックのおかげで津田くんのツッコミの実力がぐっとアップし、『ゴイゴイスー』の持ちネタも生まれたんです」(本多氏)
津田がボケの千本ノックを浴びてツッコミ芸を磨き、ボケ役のユースケの持つ天才的なしゃべくりの間を生かせるようになったのは2007年から2008年にかけて。この2年間がダイアンが人気芸人へと羽ばたく転機だったことはまちがいない。