ボールはフェースのどこに当たってるんだ?? 

そんなわけで、ロッテ葛西練習場の3階打席に立った。なぜ3階なのか? 
ボールが遠くまで飛ぶし、球筋がよく見えるから。

この練習場は全打席にトップトレーサー(弾道測定器)が付いてるハイテクドライビングレンジなのだが、敢えて使わない。数字をみるとがっかりするし、力むから。そもそもボールがワンピースのレンジボールなので、補正をしてあるとはいえ、コースボールとは飛び方が全く違うはずという素人考えのもと、弾道測定器は使わないのだ。

通い慣れたロッテ葛西練習場3階席からの眺め
通い慣れたロッテ葛西練習場3階席からの眺め
使わない弾道測定器
使わない弾道測定器

まずはMAX/SRシャフトを打ってみる。グリップがソフトで非常に握りやすい。2球、3球と丁寧に打ち急がないようにスウィングする。

んっ、ボールはフェースのどこに当たってるんだ?? 
打感はスーパーソフト。手にバシっとくる手応えがない。
あれっ? 今度こそ芯で打ってやると力感を込める。
まだ感触が頼りない。
こうなってくると素人の悲しさで、どんどん力む。球は右に左にとっちらかる。
しかし打球は8割がた右に出て、そこからさらにスライスする。まるでクラブの性能を活かせていない。

気持ちを切り替えようと、ノーマルモデル/Sシャフトに持ち替えてみた。気のせいか、こちらの方が打感がストレートに伝わってくるように感じる。そうすると力まずに打てる。
結果、球筋ははるかに安定し、目視では明らかに飛んでいる。どう考えても、試打者の体力とかスウィング力から考えるとMAXにRシャフトのほうが適していそうなのに……。

明らかに試打者の力不足によるものなのだが、MAXもノーマルも練習場での試打では、クラブ本来の性能を感じとることはできなかった。
でもとにかく一度はラウンドで使ってみることにした。