勝みなみは筋トレの成果で飛距離アップ
1月から開幕しているアメリカ女子プロゴルフツアー(LPGAツアー)。
畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子、古江彩佳の4人の日本勢は、シード選手として参戦している。
そして昨年のQT(予選会)を突破した勝みなみ、西村優菜は日程的な問題もあり、日本で開幕から数試合をこなしてから、アメリカ女子ツアーへと本格的に挑戦する。
シード選手4人と予選会を突破して挑む2人を「なでしこ6」と命名したプロゴルファーでゴルフ解説者のタケ小山氏に、アメリカツアーでの期待度を聞こう。
「なでしこ6の中で、なんといっても活躍が期待できるのは勝みなみ。やってくれると思いますよ。彼女の飛距離はアメリカでも十分通用するはず。それと、勝に限らないですが、日本の選手はみんなショートゲームがうまいので、いいと思います。
勝はここ数年、筋トレを積極的に取り入れて鍛えていますよね。その効果が出ているんじゃないでしょうか」(タケ小山氏)
JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の公式記録によると、昨シーズンの勝のドライビングディスタンスは、253.21ヤードで4位。
初めてランキングに登場した2018年は245.76ヤードで11位なので、その時点ですでに飛ばないほうではない。むしろ飛ばし屋と呼べるような記録を残している。4年間で約7.5ヤードを上積みしてきたことになる。
「いつから本格的な筋トレを始めたのか知りませんが、最近の勝を見ると、ゴルファーとして、下半身と体幹が強そうないい体になってきています。
体が変わっていくのとおそらく同時進行で、飛距離も伸びてきたんだと思います。頑張っていますよね」
タケ小山氏はこう話し、勝の進化にエールを送った。