ーーこの提案を受けて、Mantraをマンガテックの参加企業に選んだのは何か決め手があったのでしょうか?

細野 実はマンガで英語学習という企画は、ほかにもいくつかありました。しかし、その中でMantraの提案はコンセプトにとどまらず、サービスの基本機能まで示されていて、ビジネスとしてどう成長させるかまで考え抜かれていた。これはブラッシュアップしたら良いサービスになるだろうと感じました。

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少年ジャンプ+細野修平編集長

山中 確かに、企画を提案する際に具体的な機能を提示して、ビジネスとしてのポテンシャルが伝わるように心がけましたね。元々当社にはMantra Engineがありましたので、コマやセリフを抽出するような技術がある。これを活用すれば学習に役立つような色々なことができると思いました。

ーーマンガテックの選考後、メンターによる伴走型アドバイスや集英社のノウハウ、チャネルなどを通じて起業・経営支援を行う『アクセラレータープログラム』は、どれくらいの期間行われたのでしょうか?

細野 3ヶ月ですが、年末年始も挟んだので、正味2ヶ月半ほどです。

山中 短期集中のプログラムだったので、結構焦りながらやっていましたね(笑)。それもあって、初回のミーティングで、実際に操作できるモックアップを開発して提示したのを覚えています。何よりまずは触ってもらうのが大事だと思っていましたから。

細野 そうだったんですね。振り返ってみると、Mantraさんのスピードは、他の参加企業と比べても群を抜いていました。次に何をやるか決めたら、翌週にはもうできている。どんどん成長していく姿を見て、純粋にすごいなと思いました。

石渡 マンガテックの期間中にサービスを6回アップデートして、テストまで実施しました。その結果などは、マンガテックの最終発表でプレゼンさせていただきました。