「グチったりせず、現場で、姿勢で、“答え”を見せていく人」
毎週放送されているアニメ『ちびまる子ちゃん』だが、その1話1話にはしっかりと、クリエイターたちの工夫と想いがたっぷり込められている。最後に、TARAKOさんへの想いをうかがった。
「コロナ前、忘年会の時、毎年座長らしく明るく場を盛り上げる姿に「強さ」を感じていました。この方はきっとグチったりせず、現場で、姿勢で、“答え”を見せていく人だ、と。自分もそうありたいなと思いました。また我々脚本家は、常日頃から、どれだけたくさんの作品を残せるかを考えています。TARAKOさんは『ちびまる子ちゃん』をはじめ、とても多くの作品を生みだして下さいましたので、これからもずっと私たちと共に在り続けると思います。TARAKOさんのご冥福を心よりお祈りいたします」
3月11日に都内で開かれた、「フジテレビアニメ ラインナップ発表会2024」によると、アニメ『ちびまる子ちゃん』は3月24日にTARAKOさんが演じた最後の回が放送され、それまではスタッフが厳選したエピソードが放送される見込みだ。
TARAKOさんとともに歩み続けてきたアニメ『ちびまる子ちゃん』。TARAKOさんが命を吹き込んだ数々のシーンは多くの人の心に残り続け、これからも涙と笑いをたくさん届けてくれるだろう。
取材・文/集英社オンライン編集部