「Do you really need her?」

僕とアンディーは、「あちゃー」という感じだった。
ジェニファーにはもちろん辞めてほしくないが、これらを是正するには、僕たちにも相応の覚悟とコスト(株発行)が発生する。

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多くの問題は、問題が発生したときの覚悟や、投入を計画していた資源(お金、時間、物など)だけでは解決しないことが多い。その問題が僕らの達成することの障害になっていたなら、あとは覚悟を決めてやるしかない。

資金に関しては、投資家からすでにある程度のコミットメントを得ていたので、彼女と投資家が直接話すチャンスをつくり、株に関してもなけなしの社員会持ち株を、それなりの水準に上げた。

もちろん投資家といった社外役員を含めた取締役会では、「Do you really need her?」(本当に彼女が必要か?)と聞かれた。

僕らの答えがYESだからこそ、こうやって覚悟を決めているのだ。

会社をやっていると、放っておいた問題から「トナカイの死骸の臭い」がしてくることがある。トナカイの死骸の臭いなんて誰も嗅いだことがないのだけど、「な〜んとなく、はっきり言えないけど、いやな感じがただよっている」ことだ。

日々いろんな意味で整理整頓や掃除をしっかりしないと、ある日突然、トナカイが辞表を持ってくる。