安心してください、おいしいですョ!
「そうですね。『コーンポタージュサンダー』ってご存知でしたか? ちょうど、ブラックサンダー至福のバターの同じ時期に発売したんです。至福のバターは、おいしさを追求して開発した商品だったので、何か遊び心のある商品を発売しようと企画しました。駄菓子でコーンポタージュ味のスナックは人気ですし、コーンとチョコの相性は悪くないので、おいしさには自信があったんですが……」
販売してみると、コーンポタージュとチョコの組み合わせのおいしさを消費者にしっかり訴求できず、手に取ってもらえなかったようだ。
「商品には、ブラックサンダーの『おいしさイナズマ級』のように、いつもキャッチコピーをつけています。コーンポタージュサンダーには『安心してください、おいしいですョ!』とつけたんですが、手に取っていただくまで、なかなかハードルが高かったようで、売上も悪く、残念ながら終売しました」
もう一つは「芋けんぴサンダー」。
この商品は、売れ行きはよかったが、原料のさつまいもに病気が蔓延してしまった時期が重なり、泣く泣く終売したという。
「お客様には好評でしたが、原料の問題で終売になってしまいました。今でも復活してほしいというお声をいただく商品の一つです」
「イモーショナルなおいしさ!」というキャッチコピーも印象的だ。