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異例の「教頭2人体制」に

「Aはあんな不倫騒動を起こしたにもかかわらず、全然反省してないんですよ……」

そうため息をつくのは、AとAの元妻(=B子)の共通の知人であり、三重県津市の市民団体の理事をつとめる人物だ。

この市民団体は今年9月、社会通念や道徳観から大きく逸脱するAの不貞行為について、地方公務員法第33条で定める「信用失墜行為」にあたるとして、即時更迭を求める「要望書」を津市役所ならびに津市教育委員会に提出した。
現在の署名数は900を超えているというが、その発端となったのが、2019年5月に発覚したAの不倫だった。

Aの即時更迭を求める要望書(市民団体提供)
Aの即時更迭を求める要望書(市民団体提供)
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当時、妻だったB子さんはAの自室のタンスから、Aが不倫相手との逢瀬を克明に記した20冊分の「三重県教職員手帳」、不倫相手と撮ったプリクラ、さらには性行為を撮影した画像の入ったSDカードを発見。なかでも「三重県教職員手帳」には不倫相手と会った日数から性行為の回数、そして女性の容姿や性格からプレイ内容にいたるまでが詳細に記されていたという。

「今年9月に行われた裁判の判決では、残念ながら津市の教職員を含めた8人との不倫しか認められませんでしたが、実際には、20年間で16人の女性と不倫関係にありました。その結果として、AはB子に多額の慰謝料を支払うことになりました。これを受けて私たちは多くの賛同者らとAの更迭を求める要望書を提出したのです」(同上)

バンド活動もするというステージ上のA(本人SNSより)
バンド活動もするというステージ上のA(本人SNSより)

地元新聞がこの問題について報じた9日後に、Aは病気休暇を申請して、2024年3月末までの自宅療養を必要とする診断を得たという。それを受けて12月1日付けで、Aが勤める津市の小学校には新しい教頭が赴任することが決まり、異例の「教頭2人体制」をとることになった。