奨学金返済のためにパパ活

「奨学金の金額が大きすぎて、自分がどれだけの借金を抱えているのかわからない。いまの段階だと、とても返済できるとは思えない。お金が圧倒的に足りてないことだけはわかるので、稼がなきゃって意識はある。だからパパ活やってみようかなって」

茶飯(セックスなし)のみのパパ活をする藤井優花さん(仮名、21歳)は、都内の最難関私立大学3年生。誰が眺めても美人、美しいという風貌の女性で、彼女は戦略的にパパ活をする。自ら男性を検索し、自己紹介や職業、収入をチェック、自分から「お会いしたい」とメッセージを送る。お金をもらうことが目的なので、相手の年齢は重要視していない。お茶1(万円)、食事2(万円)の要求と肉体関係になることはしないことを徹底し、いまのところ月10万円程度を稼いでいる。

「パパ活は高校の友だちも、大学の友だちも、みんなやっています。高校の友だちから聞いたのがきっかけ。そのときは興味なかったけど、大学でも、何かいいバイトない?みたいな話題になると、冗談交じりでパパ活をしたいねってなる。周りの友だちがどんどん始めて、みんなやっているから私もやった。お茶するだけで1万円とか食事で2万円とか、すごく効率がいいと思った」

10数年前から入試難易度にかかわらず、大学は貧困の巣窟となっている。理由は学費の高騰と、親からの援助減少、授業優先のアルバイト収入減少で、大学昼間部の奨学金受給率は49.6%(「令和二年度学生生活調査」)、平均借入金額は324万3000円(労働者福祉中央協議会調べ)と深刻な状態となっている。

一方、現在70代の団塊の世代の国立大学授業料は当時1万2000円で、さらに彼らには消費税も携帯代も光熱費の上昇もなかった。壮絶な世代格差の側面が、安価な大学学費と税制だけで説明できる。このように貧困状態を強制するとパパ活、水商売は常識となり、性風俗や売春する女子学生も膨大に現れてくる。

【オンライン授業は風俗の個室で】学費のためにカラダを売る学生が急増中。日本の貧困を本格化させた「2004年の分岐点」とは?_3