出産前後の男性の無配慮を女性は一生覚えている

――バブたまさんは過去に「たまみの部屋」というWeb連載で、ママたちのお悩み相談に答えていました。どのような相談が寄せられましたか?

圧倒的に多いのはやはり夫婦仲。あとは姑の子育てへの干渉についての悩みも多いですね、
昔の子育ての価値観を押しつけられるとか。あとこれはママ側の親が言ってくることが多いんですが、「男を立てなさい」と言われた、とか。

この問題はどうしても世に広めたくて、私の本でも、祖父母になる人に向けて「孫は自分たちのものではない感覚を持つ」、「子育て男女のあるべき姿は数年単位で変わる」と書いてます。

自著『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)を手に説明するバブたまさん
自著『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)を手に説明するバブたまさん

――姑や実母との価値観の違いに悩むママにはどのような助言を?

こういう相談をしてくるママは、まわりから見て「いい妻じゃないといけない」と思ってるから言い返せないし、機嫌をとろうと我慢しちゃう。でもそうすると、相手は「自分の言うことをどこまでも聞く」と思って、いくらでも言ってくる。
なので、まずはいい妻でいることを捨てるべきですね。そして、姑や実母を先人として尊敬はしても、言うことをすべて聞かなくてもいい。相手を否定しなくてもいいけど、「私には私のやり方がある」と芯を持つことが大事だとアドバイスしてます。

――ほかにはどのような悩みが?

「ママ友からマウントを取られる」とかもありますね。でも、ママ友なんて人生においてオプションのようなもので、ママ友のために結婚や子育てをしてるわけじゃありません。
夫婦仲で悩むのは家族だからいいけど、ママ友で苦しむなんてのは本末転倒です。苦しかったら離れること。私だって、マウントを取られるのがイヤで親友をひとり失ってますから。

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――男性からの相談はありますか?

たまに「俺はこれだけやってるのに……」と言う人がいて、そういう男性はママのがんばりを認めてなかったりしますね。あとは出産前後に配慮が足らなかったことを「過去のことじゃん」って開き直ってる人もいますね。
でも一番大変な時期の無配慮を女性はずっと覚えているものです。そうなったら、ママの怨念を男性は一生背負わなければいけない(笑)。男性は出産前後は本当に気をつけてほしいですね。

後編では、バブたまさんの幼少期と、自身の夫婦仲について聞く。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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