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日本で最高の精神科治療を受けられる人は…
――近年、「押川案件」とも言われるような、親族間の殺人事件がますます目立っているように感じられます。
昔は、地域にコミュニティがあり、いろんな意味で孤立せずに済むような状況がありました。でも、いまは「個人の意思を尊重」ということで、すべての問題が個人に委ねられるようになっています。国策としてすべての分野で、地域移行、アウトリーチに舵を切っているんですね。
そうなると、何か問題があったときに、親か子供の家族のどちらかが責任をとらなきゃいけなくて、それが最悪のケースだと殺し合いにまで発展するようになってしまっているように思います。要するに、社会から孤立しているんですね。
――未然に防ぐ方法はないのでしょうか。
彼らに手が差し伸べられるのは、事件化して社会に知られてからです。つまり、以前ならば、最終手段だと思っていたところが、スタートになってしまっているんですね。日本で最高の精神科治療が受けられるのは、刑事責任能力のない人たちが収容される医療観察病棟になりますが、その施設でしか日本で最高の治療が受けられないというのは、とても皮肉だと思います。
児童虐待に関しても同じで、ニュース沙汰になったから助かった、というぐらい、明るみに出ていない虐待はたくさんあります。虐待を受けている当事者が「保護してほしい」と訴えても、自治体によっては子供より保護者の意向が優先されるので、保護してもらえていないこともあるんです。