「生き物として強くなる」ために
――ちゃんよたさんは子どものころから優等生で「周りの人にいい顔をして、評価される自分を作り上げて仕事をしていた」と以前、話していました。それが筋トレ、AVを通じて「本当の自分になれた」ということでしたが、闇の時期を経て、再び元にもどった感じですね。
たしかに。そうですね。やっぱり性格的なものなのかなって。もともとメンタルが強くないんですよ。
――優等生だった警察官のころのように、期待された「ちゃんよた」を無理して演じていた部分とかもあるんでしょうか。
無理はしてましたね。思ってもないことを言っちゃったなとかあります。それこそプロレスでファンの人に「プロレスだけやればもっと強くなれるんじゃないの」とか言われたときに、「私もそう思います、頑張ります」と、とりあえずその場を丸く収めようと、思ってもいないのに言っちゃうとか。話を合わせておこうみたいなのはありました。
――そこから今はもう一度、自分のために進もうとしている。そもそも目標は「生き物として強くなる」ですもんね。
そうなんです。結局そうなんですよ。誰のためでもないので。「生き物として強くなる」の道のりはまだ途中で、今は建て直し中です。体を鍛えることを軸にして今後も目指していきます。
あと、体を鍛える以外に格闘技はやりたいとは思ってます。同じプロレス団体に所属している八須拳太郎(通称・胸毛ニキ)さんが今、総合格闘技をやっていて話を聞いてると。おもしろそうですね。ただ、やりたいなっていう気持ちはあるけど、中途半端になるのが嫌なので一線を引いています。総合格闘技の練習が入ったらもうスケジュールがパンパンになって、またバグっちゃう。時間が無限にあればやるんですけど。