四面楚歌の「増税クソメガネ」が頼れるのは木原氏だけ

官邸を去ったものの、自民党の幹事長代理と政調会長特別補佐という異例の兼務で、総裁選出馬への意欲を隠さない茂木敏充幹事長と党政調の双方ににらみを利かせることになった木原氏。
そのアピールは、臨時国会が開会した10月に入ってから本格的に再開した。

5月末を最後に更新が止まっていた自身のX(旧Twitter)を臨時国会開会日の10月20日、約5ヶ月ぶりに更新。首相の所信表明演説を「コストカット型経済・デフレ経済からの脱却に向けた変化をつかみ取り、賃上げと投資が牽引するインフレ基調の成長型経済へ移行させようとの、総理の強い意欲を感じました」と持ち上げた。
それもそのはず、今回の所信表明演説の原稿作成にも、木原氏は大きく関与していたのだという。

「増税クソメガネ」こと岸田文雄首相(本人Facebookより)
「増税クソメガネ」こと岸田文雄首相(本人Facebookより)

「木原氏は、週1~2回は官邸を訪れ、首相と経済対策などを協議しています。議員会館の木原氏の事務所には、嶋田首相秘書官や、木原氏の後任の村井英樹副長官が頻繁に訪れています。村井氏は木原氏の財務省の後輩にあたりますし、やりづらいでしょう」(自民党関係者)

「『増税クソメガネ』批判を気にしてぶちあげた1人あたり4万円の『減税』にも木原氏が大きくかかわっていますが、木原氏の打ち出す政策が国民の支持を得ているとは言い難い。
しかし、支持率が低迷し、安倍派の世耕弘成参院幹事長ら党内からも公然と批判を受ける首相が頼りにできるのは、木原氏しかいないのです。
木原氏もそんな首相を小バカにし、相変わらず『事実上の副長官』『影の総理』としてふるまっています」(全国紙政治部記者)