現地レポート! 悪臭に近隣住民は…?

ただ店舗が休業するだけならよくある話だろう。しかし、現在、騒動となっているのは店舗周辺での悪臭被害だ。

本誌記者もその実情を探るべく、大和市の高座渋谷駅から徒歩約10分の「麺匠 八雲」を訪れてみたのだが、店舗に近づくとハッキリと“何か”が腐った強烈な臭いが漂ってきた。

悪臭の原因とみられるのは、店舗の外に置かれた冷蔵庫のようだ。周囲にはハエが群がり、電気のメーターは動いていない。どうやら片づけることなく放置状態が続き、さらに冷蔵庫も可動していないため、中の食材が腐ってしまったらしい。

あたりはアパートや一軒家が立ち並ぶ住宅街。店舗周辺だけではなく、風が吹けば15メートルほどある向かいの歩道まで悪臭が感じられる。店前を通る人も異臭に気づいてか、複数人が怪訝そうな顔で店を見つめていた。近隣に住む住民たちに話を聞いた。

悪臭の元と思われる店外の冷蔵庫
悪臭の元と思われる店外の冷蔵庫
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「かつては人気店って感じの混雑ぶりでしたが、産地偽装の記事が出てからは行列になることも減っていました。それでもがんばって営業していたので、改心して真面目にやってるのかなと思っていたんですが。

異変を感じたのは9月中旬ごろ。お店の前を通るとふわっと生ゴミみたいな臭いがしたんです。9月もかなり暑かったから、それから臭いが酷くなるまでは早かったですね。9月下旬には、これまで嗅いだことのないような異臭ですよ。これ以上酷くなって洗濯物とかに臭いがついたらどうしようかと……」(40代女性)

「私は何度か食べに行ったことがありますが、看板メニューの味噌ラーメンは素人の感想ながら、そこそこおいしかったですよ。でも近所に住む人間としてこの異常な臭いで放置はありえない。毎日お店の前を通るたびに不快な気持ちになります。たとえお店が営業再開しても、そんな悪臭を放っていた店にはもう入れないですよ」(30代男性)