言葉巧みに生本番へと誘導する男も

そもそもこのサポート、売春防止法違反にはならないのか。グラディアトル法律事務所の若林翔弁護士に聞いた。

「既存の法律ではこのようなサービス・サポートを想定しておらず、無償であれば違法性はないと考えられますが、有償であれば売春防止法違反となる可能性もあります。

また、サポート側の男性が性感染症の検査を受けていると公言しておきながら受けていなかった場合は詐欺罪に、それによって性感染症となった場合は傷害罪になる可能性もあります」

処女卒業サポートアカウントの中には「性交痛に悩む方はコンドームではなく、ピルを処方されることで、痛みの軽減や気持ちよさに大きな効果がある」と、“ゴムなしセックス”へと誘導する文言も見られるが、産婦人科医の宮本亜希子先生は「子宮内膜症などによる性交痛にはピルが効果を表れることがありますが、擦れによる性交痛にピル処方はしない」と真っ向から否定する。

処女卒業サポート男子、アラタ氏(仮名)のアカウント
処女卒業サポート男子、アラタ氏(仮名)のアカウント

なにやらいかがわしさ満載といった感のある処女卒業サポート男子だが、実際どんな男性が行っているのか。記者が注目したのは「実績100人」を打ち出す、アラタ氏(仮名)なるアカウントだ。

アラタ氏はX上に実際にサポートしたときのレポート記事や、相手とのメッセージのやりとり、ホテルで撮った女性のモザイク写真などを毎日のように投稿しており、その内容は次のような衝撃なものばかりだった。