彼氏との初エッチ前に依頼してくる女性も

アラタ氏のレポートによれば、女性がサポートを利用する動機として、「前からセックスに興味があり、気持ちよくなってみたかった」(20歳医療系)、「恋愛には興味がないけど経験だけはしてみたかった」(23歳学生)といったものから、「パパ活を始めたいから、最初くらいは優しい人にお願いしたかった」(18歳学生)、「彼氏との初エッチを控えていて、高齢処女だとバレたくなかったから」といったぶっ飛んだものまで紹介されている。

そして、事後の女性とのやり取りでは「流れで進めてもらえたので気張らず済めてありがたかったです!」としっかり感謝されていたりする。アラタ氏は相当なテクニシャンなのだろうか。

そこで女性記者がさっそくこの“アラタ”氏にコンタクトを取ってみることに。

偽装の処女卒業希望メールを送ると、わずか2分後に返信が届き、「場所等を決めたいと思いますので、一旦フォームを入力いただけますとうれしいです」とフォームへと誘導された。そこでは「年代は?」「体型は?」「交際経験は?」「デート代は奢られたいか、割り勘がいいか」といった基本情報を入力する。

アラタ氏が毎日のように投稿している処女卒業レポート
アラタ氏が毎日のように投稿している処女卒業レポート

その後、会ってからの流れを聞くと、「JRのK駅で待ち合わせ後、そのままホテルに向かいます」とのこと。
「お茶代を払うので、できればお茶をしませんか」と提案しても「こういう話を喫茶店などでするのは恥ずかしいと思うので、ホテルでゆっくりしましょう。もし気が乗らなかったらホテルで解散で構いませんよ」と譲らない。いかにも“ヤリ目男”の手口といった感もあるが、果たして……。

無事、約束を取りつけたので、当日までの間、メッセージのやりとりでさりげなく取材をしてみたところ、アラタ氏は30代の会社員で、仕事終わりや週末に“サポート業務”をしていることがわかった。

やりとりのなかで、「よければボイスメッセージをくれないか」とリクエストしてきたり、別の日には「今日、思い切って会いませんか?」と提案されることもあったが、そこはやんわりとかわし、事なきをえた。

そして迎えた10月某日、帰宅ラッシュ時刻のK駅。事前にアラタ氏の容姿を聞いておきたかったが「こちらからお声をかけるので、着ている洋服や特徴を教えてください」とのことだったので、緊張して待つ。すると不意にひとりの男性から声をかけられた。