――ペット大国のフランスでは、2024年からペットショップでの犬や猫の販売が法律で禁止されますね。

世界的にも徐々にそうなりつつあるとは思います。そういう働きかけをしている人は、日本にも増えてきていますし。例えば、ペットの陳列販売をやめて、保護犬や保護猫の譲渡会を始めたホームセンターもあるんです。日本でも少しずつ意識が変わってきているんだなって思います。

「僕は犬がノーベル平和賞をもらうべきだと思うんです」漫画家・つの丸さんに聞く“保護犬迎え入れのススメ”(後編)_3
「殺処分されちゃうなんてもってのほか。僕はすべての保護犬たちが、人間にもっと大事にされて、幸せに生きてほしいんです」と語るつの丸さん

SNSで保護犬活動を積極的に発信

――つの丸さんは日頃から、保護犬のことを熱心にSNSで発信されていますが、そこにはどんな思いがあるのでしょうか?

世間の方が思うほど保護犬を飼うのは難しくないですし、保護犬もめちゃくちゃかわいいよってことを、多くの人に知ってもらいたいからです。それがきっかけになって「うちでも保護犬を迎え入れようかな」と思ってくれる人がいたら、嬉しいですね。

――そもそもですが、保護犬の活動に熱心なのはどうしてですか?

単純に犬が好きだからです。それと、犬に恩返しをしたいという思いはありますね。だって、犬ってえらいじゃないですか。家では精神的に癒やしてくれるし、外では盲導犬、警察犬、山岳犬……、ほかにも人間はたくさんの犬に助けられています。人類として、もうちょっと犬に恩返しをしなきゃ。個人的には、ノーベル平和賞は犬がもらうべきだって、ずっと思ってますもん(笑)

――犬にノーベル平和賞ですか(笑)

犬を飼ったことがある方ならわかると思うんですけど、例えば夫婦げんかをしたときに、間に入って止めにきたりするんですよ。それ以前に、犬がいるだけでけんかを未然に防いでくれているケースも多いと思いますし。人間は犬にもっと感謝していいし、犬はもっと幸せになるべきです。

殺処分されちゃうなんてもってのほかですよ。僕はすべての保護犬たちが、人間にもっと大事にされて、健やかに、幸せに生きていってくれたら、それ以上に願うことはないですね。

「僕は犬がノーベル平和賞をもらうべきだと思うんです」漫画家・つの丸さんに聞く“保護犬迎え入れのススメ”(後編)_4
フレンチブルドッグやパグなどの短頭種が好きだというつの丸さん。左からピート、フー子、ロッコ

撮影/MIKA POSA