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とにかく“デカい”。一目でわかる最強助っ人

8月3日、京セラドーム大阪。オリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルス16回戦の前に行われた“特別始球式”。阪急ブレーブスでプレーした伝説の助っ人、ブーマー・ウェルズさんがマウンドに上がるとスタンドのファンからは盛大な拍手と、あまりの存在感にどよめきが起こった。

1983年に来日し、阪急・オリックスで9年間、福岡ダイエーホークスで1年間の計10年間、日本でプレー。首位打者2回、本塁打王1回、打点王4回、MVP1回、ベストナイン4回……。彼が残した偉大な記録を挙げればキリがない。

現役引退からから30年が経ち、今回の来日は実に11年ぶり。それでも、ファンの脳裏には“ブーマー”の記憶が鮮明に焼き付いている。始球式の模様は多くのメディアによって報じられ、SNSでも「懐かしい」「相変わらずデカい!」といった声が多数見られた。

始球式から遡ること約24時間前。幸運にも、ブーマーさん本人に話を聞く機会を得ることができた。ひと目でわかる“ただの人”ではない存在感――。

ブーマーが現役当時、日本に来て一番驚いたこと。「ホテルの大浴場でいきなり裸の姿を撮られたことも…そんなに私のイチモツが撮りたかったんですかね」_1
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現役時代は身長2メートル、体重100キロ。おそらく、体重は当時よりも増えているだろう。元プロ野球選手ではなく「元NBA選手だよ」と言われても疑う者はいないのではないか。とにかく“デカい”。

あまりの威圧感に、やや緊張しながら本人と対面し、挨拶とともにこう告げた。

「日本球界のレジェンドにお会いできて光栄です」

ブーマーさんは大きな目を少しだけ細め、ニヤリと笑って「Thank you」と一言。一気に空気が和み、インタビューはスタートした。