中退予防も大学改革のホットトピック

志願者数を2倍にするのは簡単ではありません。お金や手間を倍にしたからといって、志願者数が同じように増えるとは限りません。

それに志願倍率を上げたところで、入学定員は決まっています。ですが中退は、原因を調査し、それぞれに対して適切な施策を打つことで着実に減らしていくことが可能です。

経営改善という観点では効果的なアプローチの一つだと私は思います。教職員が部門横断のプロジェクトとして取り組む実践事例としても、得るものが多いトピックです。

18歳人口の減少に関心を寄せる職員は多いと思いますが、中退予防も大学改革のホットトピックです。さまざまな取り組み事例がありますので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。

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『大学職員のリアル-18歳人口激減で「人気職」はどうなる?』 (中公新書ラクレ)
倉部 史記 (著)、 若林 杏樹 (イラスト)
2023年7月7日
990円
288ページ
ISBN:978-4121507983
噂の人気職「大学職員」のリアルに迫る!
大学職員は「年収一千万円以上で仕事も楽勝」と噂の人気職だが、はたして真相は?
大企業と似たような仕事内容がある一方、オーナー一族のワンマン経営で、ブラック職場の例もある。国公私立でもまた事情は千差万別。
私立大学の元職員である二人の著者が、学生や外部からは見えにくい組織のピンキリな舞台裏を明かしつつ、18歳人口が激減する業界の将来不安、職員が抱えがちなキャリアの悩み、教員との微妙な関係性、そして高度専門職としてのモデルや熱い想いを伝える。
それでも大学職員になりたい人、続けていきたい人、辞めようかどうか迷っている職員のための必読書。
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