叩かれても芸能界は続けようと思っていた
――遊ぶ場所とか行く場所も変わったりしましたか? クラブによく行くというイメージがありますが。
「そうですね。渋谷とかは買い物とかネイルでは行きますが、クラブとかはほとんど行かなくなりましたね。夜バチバチにメイクして『クラブ行くぜ』みたいな感じはなくなりました。朝まででかい音楽きいて『ギャー」ってでかい声で朝まで騒ぐのに疲れちゃって……。次の日の体調考えて、近所のバーとか居酒屋とかおでん屋さんとかを開拓していくのが、今は好きですね」
――芸能活動を辞めようと思ったことはありませんか?
「そうですね。15歳から『egg』に出ていて他の働き方を知らないというのもありますが、芸能の仕事をやめて他の仕事につくことも考えましたが、結局私にはできなかったです。バラエティでギャルタレントや女優になるのが無理なら、ギャル受けするコスメを作りたいとかそういうのはたくさん考えました。でも実際に何をしても叩かれている、それでも芸能は続けようと思っていましたし、今も思っています」
――仕事に対してすごく前向きに熱心に取り組んでらっしゃるのは、ハリコミをして伝わってきました。しかし、真面目になりすぎると持ち前のギャルっぽさもなくなってしまうのではないですか?
「それは大丈夫です。そもそもギャルって見た目とか行動じゃなくて、ポジティブマインドなんだと思うんですけど、それはなくなることはないんで。仕事の取り組み方は変わっても、その辺はなーんも変わらない」
――ゆきぽよさんは今後どんなギャルタレントになりたいですか?
「なんだろう? ギャルタレントの旬って一瞬だとは思うんです。私も『ギャル、ギャル』『イエーイ、イエーイ』だけでは生き残ってはいけないって思うようになっています。それはあの騒動後に自分と向き合ったからこそ見えてきた部分です。それまでは『イエーイ、ギャルでーす、ゆきぽよでーす』ってやっていただけだと思うんです。でも今は明るいギャルタレントなんだけど、演技も好きだから女優もやっていけたらいいなって考えられるようになりましたし、次のステージに進めるギャルタレントを目指しています」
逆風のなか、前だけを見続けて成長したゆきぽよのセカンドステージはまだ始まったばかりだ。
取材/集英社オンライン編集部ニュース班