「登ってみてから考えろ!」

――ネットニュースにもなってましたが、庄司さんが藤本さんのモーニング娘。卒業コンサートをやってほしいと発言されていましたね。

「矢口真里を呼べ!」と言ってました(笑)。でも本当に卒業コンサートやるなら、矢口さんと一緒に武道館でやりたいです。みんなだいたい、武道館で卒業するじゃないですか(笑)。ガラガラでもいいから武道館でやりたい。誰も来なくてもいいから(笑)。

〈藤本美貴デビュー20周年〉「誰も来なくてもいいから武道館で卒業コンサートしたい」20年前もモーニング娘。脱退後も今も“文句を言えるようにがんばる”精神でやっている_4

――ファンは、みんな見に行きたいと思ってますよ。

来てくれますかね。卒業コンサートしたところで、何も変わらないんですけれど(笑)。

――ソロで最初デビューしたときは、20年経って、こんなに芸能活動しているとは思ってなかったのではないですか?

思ってはいなかったですけど、何歳までっていうのも考えたことがないんです。歳をとったらどうしよう、とかも考えないまま、20年もやることができたのは、本当にありがたいです。ファンのみなさんにも、スタッフにも感謝しかないです。しかも脱退とかしながら(笑)。

意外にいろいろと大きな波があった20年でしたが、それでもやってこれた自分も褒めてあげたい。「がんばったな」って。

――自分としては、“がんばった”という感じなんですか。

“がんばった”ですね。いろいろあったけど、“がんばってきてよかった”という感じです。

――20年の間に、折れそうになったことはないんですか。

私は全然心が折れることがないんですよ。壁が高ければ高いほど、登らない選択肢はない。それは多分、芸能活動をやっていなくても、そうだったんじゃないかな? 壁があれば越えるだけ。

――そういう性格は、どこで培われたんですかね?

元々だと思うんですよね。基本的に、反骨心で生きているので。だからあまり平和すぎるのもよくないなって思います。今はこの平和な毎日に感謝しながら、あの大変だった頃を思い出してがんばる毎日です。

――そういう性格だからこそ、YouTubeでの悩み相談が支持されているんですかね。

みなさんが壁を越える応援をしたいという気持ちはありますね。「絶対越えられるから登れよ!」って応援したいんです。越えた時に絶対笑えるから、まず登ってみろよ。イヤでも登る前にやめるな、登ってみてから考えろと言いたい。

――出ました! 「登ってみてから考えろ!」。ミキティ名言です!

私はやらないで後悔するのは、ないですね。やってみて合わなかったらやめたらいい。悩んでも前に進むだけ。まあ、私は悩まないですけど(笑)。