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未来の仕事を先取りしないと、取り残される

誰もが年を重ねると保守的になり、変わることを怖がる傾向にありますが、それはなぜだと思いますか?

おそらく若い頃に比べて好奇心が薄れてしまうので、新しいことを知ろうという意欲が減ってしまうからでしょう。また年を取るにつれ、体のあちこちが痛くなったりして体のメンテナンスにかける時間が増えるので、仕事をする時間も必然的に減ってしまいます。

かたや、ITやAI技術の進化により、一つのスキルで一生食べていけるような時代は終わりました。何歳になろうが、退職間近になろうが、誰しも新しいことを取り入れていかないといけなくなったのです。

「中高年になっても老体に鞭打って、新しいことを学ばなくてはならないのか?」

そんな声が聞こえてきそうですが、中高年であっても、変わろうとする意欲が若者より旺盛であれば、われわれは経験の数においては若者に負けないわけですから、対等に張り合うことはできるはずです。



IT化を拒み、わからないことは若手に丸投げしてきたおじさん社員の末路…やがて居場所はなくなり、早期退職推奨面談に迫られる_1
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変わることを恐れる中高年の末路

昔は新卒で入社した会社で、定年まで働くのが普通でしたし、私もそうでした。

でも2022年にマイナビ(就職・転職情報を提供する会社)が「初めて仕事を辞めたとき」のことについてアンケートをしたところ、3年以内に辞めた人の割合は、なんと66.4%でした。私が入社した60年前からすると、隔世の感があります。

一方で少子化に伴い、若者を優遇する企業も年々増えていますし、中高年に対し、早期退職を促す企業も多くなっています。結果として、同じ会社で定年まで働き続けたい中高年は、若者と競争することになってしまいます。

保守的で変わることを恐れる中高年は若手から敬遠され、結果が出せず会社に居場所もなくなり、肩身の狭い思いをする一方で、同じ中高年でも、自ら変わろうと知識を貪欲に吸収しながら新しいことに挑戦し、失敗から学び、若手から教えを請おうとする人たちは、それまでに重ねた経験との相乗効果もあって、どんどん伸びていくでしょう。

あなたは変わることを恐れたり面倒くさがったりせず、変化することに意欲を持っていますか?