座席でタブレット注文の「すき家」、口頭注文を貫く「吉野家」
次は大田区の「すき家」を訪問。この店舗は座席に置いてある専用タブレットで注文するスタイルだった。
注文の行程は以下の通り。まずは最初に画面に表示されている「注文開始」を押すと「牛丼・お食事・サラダライト」「カレー」「うな丼・タコライス・牛カルビ丼・その他丼」といった料理ジャンルの一覧ボタンが表示された。そこで「牛丼・お食事・サラダライト」を押すと、お目当ての「牛丼」が出てきたのでこれを選択。そこから「並盛り」を選択し、「注文リストに追加」を押した。
すき家はタブレットの上部に各料理のジャンルに飛べるボタンの一覧が表示されているので、そこから「おかずアルコール」のボタンを選択、そこから「サラダ・単品」を押すと、目的の半熟卵である「おんたま」を発見したので選択。あとは「注文を確定する」を押せば完了だ。ちなみに支払いは商品受け取り時にレジで行う。
合計ボタン操作数は9回と、松屋より多少減った回数だ。
ただ、松屋よりも画面の案内がわかりやすく、あまり迷わずサクサクと進むことができた。さらに自分の座席でゆっくり注文できるため、松屋のときのように後ろに並ぶ客のプレッシャーを感じることがないのは、安心材料として大きかった。
最後に訪れたのは大田区の「吉野家」。
吉野家は現在デジタル式の券売機を導入しておらず、店員へ口頭で直接注文するスタイルだ。まずは座席の脇に備え付けられている縦長のメニュー表を開くと、オススメ商品などがいくつか並んでいたが、すぐに定番の牛丼メニューのゾーンを発見。そして、メニューの下部に小さくトッピング一覧も表示されていたので、牛丼の並盛りと半熟卵を1回で注文できた。
結論として牛丼チェーン大手3社の注文方法を比較すると、やはりネットで言われているように松屋の券売機が一番複雑でやっかいな印象を受けたのは間違いない。