ひとりになった実感はまだない

――もしご自身の娘さんが「グラビアやりたい」と言い出したら、どうしますか。

全然「どうぞ」と言いますよ。だけど「ママが熊田曜子だとは言わない方がいいよ」とアドバイスしています。やっぱりデビューの時は真っさらで色がついてない方がいい。いろんなグラビアの先輩たちのことを例に出して「あなたならどうする?」って戦略を一緒に考えますね。

――仮にかつての熊田さんのように、娘さんが思いも寄らない方向性にいくって言い出したら、どうしますか。

うーん。格闘家になりたいって言われたら、やっぱりすごく心配しちゃうな。とりあえず妊娠期間中から書いてきた日記などを全部見せながら「私はあなたをこのように大事に育ててきたけど、それでもやりたいか」と聞くと思います(笑)。

kuma

――それでもあなたは格闘家の道を進みますかと。

そうですね。それでもやりたいなら応援するよって。たとえば何かしらの理由で学校に行きたくないと言い出したら、それも受け入れます。今はフリースクールや通信の学校、それに海外留学などの道もあるし、他の選択肢を一緒に探していきます。だからまあ、何を言い出してもほぼ反対はしないと思います。

――子育てにおいて相談相手はお母様でしょうか。

母にも相談しますけど、ママ友にも相談します。あとは何よりも本人とよく話すことですね。学校のことや塾のこと、今、上の子が小学5年生なので、進学についても話してます。結局は子供のことを誰に相談したって答えは出てこないから、本人と話すことが一番だなと。

――今後、ひとりで働き子供と向き合いながら、目指すこととかありますか。

本当ですね。私、ひとりになったんですよね。まだ実感がないですね。

――いつかはまた結婚したいなどの思いはあるのでしょうか。

いやー、今は全く想像できないですね(笑)。経済面は自分が頑張って働けばいいし、子供達も私から見たら完璧だし。子供達にとって父親って存在は1人しかいないと思うので。

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後編では熊田さんの生い立ちを含め、自身の恋愛観などについても聞いた。

後編 ポールダンススタジオを持っていると言われたら…はこちらから

取材・文/河合桃子 
撮影/松木宏祐 
ヘア&メイク/本岡明浩
スタイリング/aSAMI