「本当に帰国するのかな?」「陳謝は屈辱的」
これまで「不当な拘束を受ける」などと主張し、帰国を拒否していたガーシー氏だが、その内情を20年以上親交があったガーシー氏の知人が証言する。
「日本に帰ったら何かしら理由をつけられ逮捕される可能性がある。国会議員は不逮捕特権が適用されるといわれているが、100%の保証はない。さらにドバイにいるガーシーの仲間のなかには、日本に住めなくなった輩も何人かおり『戻っちゃダメだ』『日本に帰ったらもうこちらには戻れないぞ』と忠告している。
そもそも冷静に考えてください、彼は詐欺師として告発されて有名になった男ですよ。僕も昔、彼に金を貸したけど全然返金してくれなかった。今回、書面で『帰ります』と言ったからって、信用できますか?」
ガーシー氏には、これまでに1700万以上の税金が歳費として支払われており、登院し続けなかったことに不満を持つ国民も少なくない。
鈴木宗男参院懲罰委員長は、「公開議場での陳謝」について「陳謝は極めて重いもの。(文面は)本人が作る文章ではなく、委員会として作る文書。私から言わせれば大変屈辱的なもの」と語っている。
だが前出の知人は首を振る。
「議員のセンセイからしたら屈辱的にみえるかもしれませんが、彼からしたらなんてことないでしょう。これまでも借金の返金を延ばすためなら土下座だってしてきたし、ヤバイ人に脅されたりして死線をくぐり抜けてきた。そんな彼が一番恐れているのは逮捕、拘束されること。万が一国会に1度は出ても、すぐにドバイに戻る可能性が高い」