番組収録の後はゴロリと居酒屋で…
そして「今だから話せますが」と久保田氏はニッコリ笑うと、番組をやっていた頃の秘話も披露してくれた。
「実は私もゴロリくんもお酒が大好き(笑)。本番直前のカメラが回る前に『今日行く?』って言って終わってから飲みに行っていました。ビールとかサワーとかを居酒屋で飲むという感じでした。ゴロリとは芝居の話から色んな話をしましたよ。
後はノッポさんも私も結婚をしていたのですが、手元のアップが映ることが多かったので指輪をしてはダメでした。それから日焼けをしたらいけなかったので、家族で海にも行けませんでしたね。放送時期が夏じゃないのに真っ黒に日焼けしてたらひっぱたかれますから」
だが、23年間続いた長寿番組ならではの問題もあったのだとか。
「20代後半の設定のわくわくさんが歳をとっていってしまうんです。NHKには途中から『老けないでくれ、歳をとらないでくれ』と言われるようになりました。私は『そりゃゴロリはいいよ。あいつは見た目老けないから。私は一応ナマモノなんで勘弁してください』って返していました」
そして2013年に『つくってあそぼ』は惜しまれながら最終回を迎えた。
「番組が終わってもわくわくさんであることを終えたつもりはないですし、それはゴロリもそうなんです。工作の楽しさを変わらずこれからも伝えていきたいです」
最終回でノッポさんから渡されたバトンは今もなおしっかり受け継がれているようだ。
#2では工作を通して子供と向き合い続けた久保田氏ならではの視点で、変わりゆく子供たちや時代について語ってもらった。
撮影・取材・文・/集英社オンライン編集部ニュース班