人気が急上昇したガスタンク、ザ・ウィラード、
ゼルダ、ラフィン・ノーズ
4枚目!
GASTUNK(ガスタンク)
「DEAD SONG」(アルバム 1985年8月リリース)
筆者イチオシ曲『THE EYES』
アメリカでは1980年代初頭から、パンクとメタルを融合したスラッシュメタルが誕生しつつあったが、日本でもほぼ同時期、同様の動きがあった。日本ではメタルコアという独自の名称で呼ばれ、前出のG.I.S.M.と1981年から活動していたEXECUTE、そしてEXECUTE脱退メンバーにより1983年に結成されたこのGASTUNKが代表格だった。
5枚目!
The Willard(ザ・ウィラード)
「GOOD EVENING WONDERUL FIEND」(アルバム 1985年9月リリース)
筆者イチオシ曲『THE END』
ラフィン・ノーズと並びインディーズブームを牽引したパンクバンド、ザ・ウィラード。ボーカル・Junの海賊ルックや物語性の強い楽曲、圧倒的なステージングで人気を博した。日本におけるゴスやビジュアル系の源と見る向きも多い。インディーズでは異例の1万枚を売り上げたこのアルバムは、当時の熱気を象徴する作品である。
6枚目!
ZELDA(ゼルダ)
「空色帽子の日」(アルバム 1985年10月リリース)
筆者イチオシ曲『自転車輪の見た夢』
膨大な音楽アーカイブから発掘されて、過去の思わぬ音楽が再注目される現象は、日本だけではなく世界中で起こっているようで、ここのところ1980年代のシューゲイザーやドリームポップの人気が継続している。僕は、ゼルダこそ日本のコクトー・ツインズだと認識しているので、そちら方面が好きな洋楽ファンにも改めて聴いてもらいたい。
7枚目!
LAUGHIN' NOSE(ラフィン・ノーズ)
「LAUGHIN' NOSE」(アルバム 1985年11月リリース)
筆者イチオシ曲『BROKEN GENERATION』
インディーズブームを牽引した、シーン最大の人気バンドのメジャー移籍初アルバム。ハードコア畑出身ながら、インディーズ時代からポップな楽曲が多く、このメジャーデビュアルバムは特に、パンク好きじゃなくても聴きやすいサウンドに仕上げられている。『BROKEN GENERATION』は、アルバムからシングルカットされたメジャーデビュー曲。