『所JAPAN』終了で気づかされる所ジョージの凄さ

直近、2023年3月末に『所JAPAN』(フジテレビ系列)が終了した。

2018年から足掛け4年半続いたこの番組。枠移動(月曜22時→火曜21時)後の視聴率低迷などがその理由だと聞くが、最終回はしみったれた雰囲気などなく通常通りの回で、最後の最後に記念撮影的な静止画に所さんの「またどっかで会う機会もございましょう。どうもありがとうございました」とコメントが重なるだけだった。

この終了は単なる一番組が終わるという以上の意味を持つ。所ジョージがこれまで持っていた地上波NHK+民放キー局全局でのレギュラー番組の一角が崩れたのだ。

これを「所さんの終わりの始まり」などというつもりは全くなくて、逆に『所JAPAN』が終わるまでNHK含む全キー局でレギュラー持っていたんかいという驚きである。

現在、NHK+民放全キー局で毎週のレギュラー番組を持っているのはほんの数人。まして全てが冠番組orメインMCとなると他には有吉弘行くらいではないだろうか(NHKで冠番組というのがなかなかの鬼門)。

所ジョージは1955年生まれの68歳。70代後半のビートたけし、タモリがまだまだ現役でバリバリやっていることを考えればまだ若いといえなくはないが、世間一般で考えると、この年齢でこの働きぶりは異常である。

しかし、これだけの番組に出ているのに不思議と「見ない日はない」とか「出過ぎ」とかいう印象がほとんどない。
なぜだろうか。