「その位置まで行ってやるよ」

「本当の喧嘩ってのは、誰もいない山奥に連れて行って10秒間でケリつけて、あとは平れ伏させるんだよ」過去の因縁を清算するため、裏から表へ。話題を呼んだ『BreakingDown 5』オーディションの裏側_1
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――1回落とされているのですね。

『BreakingDown 4』の応募方法が、「1000文字以内でPRしろ」という、昭和みたいな応募方法で。僕は大学院まで出ていて作文能力は高いんで、1000文字ぴったりで、「瓜田をボコボコにして、傷害・恐喝・器物損壊で逮捕された。アイツがどう思っているかは知らない。でも、他の誰よりもアイツとのストーリー性はあるよ」という話を書いて。

朝倉未来君は「ストーリー性が大切」ってよく言うくせに、こんなに濃いストーリーがある俺が落とされた。絶対に選ばれるという変な自信だけはあったから、「舐めた大会だな、絶対に次は出てやるぞ」って思うのと同時に、「このダサい応募方法、すぐ変わるな」と予測して。

――すぐに切り替えたのですね。

冷静に分析したら、“ストーリー性・数字・視聴数・チャンネル登録者数”とあれだけ言っている運営が、この応募方法は続けないだろうと。そういう逆算の元で、「数字を出せっていうなら、俺もステージに上がって、その位置まで行ってやるよ」と、落ちてからすぐにYouTubeを始めたんです。他にもInstagram、Twitter、TikTokを全部同時に。

そしたら案の定、『BreakingDown 5』から、「3分のPR動画と1分のシャドー動画」という応募方法に変わった。「はい来た」と思って、応募が始まったその日に提出。多分誰よりも早かったですよ。

PR動画の中で、純士との因縁を改めて話して、「お前らストーリー性が大切って言っているのに、俺を呼ばなかったな」と、朝倉君にもめっちゃ喧嘩を売って(笑)。