今月の1曲
『もう一度』Tani Yuuki
作詞・作曲 Tani Yuuki
●たに ゆうき 神奈川県出身、24歳。’15年より音楽活動開始。作詞、作曲、編曲などすべて自身で行う。’22年にはSpotify、Apple Musicなど音楽配信チャートを席巻し、いま最も注目を集める新世代のシンガーソングライター。
いやあコロナって本当に嫌になっちゃいますよね。そろそろ終わるか? と思ったら第○波って。最近は随分マシにはなってきたけどまだ世の中が窮屈です。てか人間て不思議なものでこの生活に慣れてしまってコロナ以前を思い出せないくらい。昔のVTRでタレントさんが密集しているのを見るとギョっとするレベル。
誰しもが多かれ少なかれ持つ不満や不安を"みんな我慢しているから"という理由で耐え続けたここ数年。今回ご紹介する歌詞はストレートに慰めてくれます。とはいえ口先だけじゃなく「先が見えていない」とか「元には戻らない」とか現実をしっかりと受け止めているからこそ説得力が出るんだと思います。
「孤独に耐えた日々も誰かのための一歩」うん。我々は随分頑張りましたよね。自分だけじゃない、知らない誰かのためにほんとよく頑張った! 今年こそはこの曲を聴いて"ああ、こんな戦いあったよね"と振り返ることができる、そんな年になればいいですね。
● ひゃだいん
音楽クリエーター。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。さまざまな楽曲提供を行いタレントとしても活動。
心に刺さる歌詞と耳に残るメロディで、幅広い世代に支持されている3人組ロックバンド。7枚目となる今アルバムは、現在放送中のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の主題歌『アイラブユー』をはじめドラマ・映画などの主題歌5曲を含む全12曲を収録。3月18日より待望の5大ドームツアーもスタート!
エレクトロにパンクやヒップホップ要素を織り交ぜた新感覚のポップスで海外へも躍進を続けるガールズバンド。新EPは、’22年に発表した『まるごと』『夢のはなし』など4曲に、新曲『ラブじゃん』を加えた5曲を収録。’23年のテーマ"NEOギャル"をコンセプトにした懐かしカワイイアートワークにも注目!
2023年3月号掲載
選曲・原文/ヒャダイン web構成/轟木愛美 web編成/内山英理