2022年CM好感度ランキングは「コロナ禍の反動」を反映。新CM女王・芦田愛菜は「全年齢層から支持」、木村拓哉は「今も計り知れない訴求力」_5
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今、最も好感度の高いCMタレントとは?

そして、2022年、CMタレントとして最も高い好感度を獲得したのは誰か。

女性の1位は、「タウンワーク」「Uber Eats」「ワイモバイル」とトップ10の3ブランドに出演した芦田愛菜だった。芦田はさらに「ECC」「日立」「サントリー」など計18社のCMに出演しており、18歳にして堂々の「CM女王」だ。

男性の1位は、木村拓哉。「タウンワーク」「日産」「日本マクドナルド」などの計7社のCMに出演し、好感度では圧倒的強さを見せた。

「芦田さんは主婦層の好感度で全タレント中1位。同世代からも支持を集め、これほど全年齢層から支持を得ているタレントさんは珍しいです。

木村さんは、やはり国民的スター。多様化で大ヒットが生まれにくい中、国民的アイドルの代表格として名をはせたのがSMAPだと思うんです。

メンバーの訴求力には今も計り知れないものがあります。草彅剛さんと香取慎吾が共演した花王『ハミング消臭実感』のCMも銘柄別の13位に入っています」

2022年を代表するCMやタレントを見てきたが、ひとことで言えば、今年はどんな年だったのだろう。

「コロナ禍で内向きで過ごした2年間の反動や行動制限の緩和もあり、『一歩前に踏み出した年』だったのではないでしょうか。特に夏以降、旅行関連や外食産業のCMが存在感を増して、社会全体のムードを変えたところがあると思いますね」

そのムードは自動車CMにも及び、松たか子が出演した日産「サクラ」のCMが高い好感度を獲得した。

2023年は、どんなCMが「時代の鏡」となるのだろうか。

取材・文/泊 貴洋
写真提供/CM総合研究所、KDDI、リクルート、ユニクロ