気軽なおつまみから人気シェフ監修のプランまで
気になるメニューはお菓子の詰め合わせからお弁当、飲み会おつまみなど多種多彩。「長崎角煮マンプラン おつまみ付き(3,000円)」「京都五十樓のおばんざいプラン(5,000円)」など、そそられるものばかりです。
今回、オーダーしたのは六本木「Jean-Georges Tokyo」や青山「The Burn」で料理長として腕を振るった米澤文雄シェフが監修した「エスニックプラン」。独立されてからはいくつも人気店をプロデュースして、今年7月に「No Code」をオープン。波に乗りまくっている米澤さん監修だから超期待しちゃいます。
さてさて、指定時間通りに届いたボックスを開けるとメニューとともにお料理とドリンクが動かないようにきっちり収まっていました。ボックスって開ける瞬間、ワクワクするじゃないですか。だからこんな風にいい感じに収まっていると嬉しくなる。
さて、メニューを読むと「アラカルト」と命名されたおつまみセットとデザートはそのままで、「トムヤムクン」と「ガパオライス」は電子レンジで加熱するように記載されています。おつまみは9種類、どれも本格的エスニックな感じでちょっとそそられます。エネルギーはデザート含めて703kcal、なかなかいい感じじゃないでしょうか。
では実食!
彩りもいいし、食欲をそそるビジュアルにリモート会議も楽しくなりそう。
まずは「トムヤムクン」から。あら、かなりイケてるじゃありませんか。ふくろ茸と海老の食感がいい! レモングラスの香りと酸味のバランスがよくて、食すと一瞬にして舌がエスニックになる。
続いてドリンク片手につまんでみます。おぉ! 王道のタイ料理だけどスパイス使いの名手でもある米澤シェフらしい複雑味もあって、こっちもかなりイケてます。さすがに春巻は揚げたてのカリッと感はありませんが、「ガイヤーン」はココナッツ風味が効いてるし、「鶏肉とブロッコリーのナンプラー炒め」も予想を裏切らない味わい。
そしてなにより驚いたのは「ガパオライス」の卵の黄身のとろりん具合が保たれていること! スプーンで混ぜて食べるといい感じに卵の黄身がひき肉とごはんに混ざり合うのです。
ただし言っておきますが、この状態にするには、記載されているワット数と時間は“厳守”が前提です。そこんとこ、しっかりよろしくお願いしますよ。
そしてデザートの「パイン&マンゴーケーキ」もケーキ屋さんで売ってるレベルで侮れないおいしさです。こりゃ、会議なんてそっちのけで「これおいしいね」「こっち食べた?」などと、ごはん話で盛り上がってしまう恐れありですな。
正直、〇〇シェフ監修って期待できるものじゃないと思っていたけど、いやいや、すっかりハマってしまいました。リモートでコミュニケーション不足だとお考えのみなさま、ぜひ一度お試しあれ!
個人用には「nonpi A.R.U」があって、こちらは米澤シェフ、ミシュラン一つ星の「慈華」の田村亮介シェフ、「四四A2」の福島良篤シェフらが監修しています。こっちも見逃せない!
画像・文/高橋綾子