学校への持ち込みが禁止になるほどの大人気

「バトルえんぴつ」(スクウェア・エニックス)
90~00年代の小学生にとって忘れられない学校ホビーといえば、スクウェア・エニックス(当時エニックス)から発売されていた「バトルえんぴつ」、通称バトエンだろう。

ゲーム「ドラゴンクエスト」に登場するモンスターのイラスト+ワザ名などが印刷された六角軸の鉛筆を転がして対戦する、というシンプルながら奥深いゲーム性に、みんな休み時間を費やして熱狂したものだ。

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一時期は「エニックスのボーナスはバトエンが稼いでいた」と言われるほど大ヒットしていた「バトルえんぴつ」。

ちなみにどれぐらい人気だったかというと、ブーム最盛期の94~95年に至っては、日本で生産された鉛筆の約10%がバトエンだったというデータがあるぐらい。

あまりに大きなブームとなりすぎたため、バトエン持ち込み禁止!を打ち出す小学校もいくつかあったようだ。

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最新版の「異種最強王図鑑」シリーズは、遊びながら動物や昆虫に詳しくなれるのもポイント。

もちろんバトエンは今でも小学生の人気コンテンツである。最近はドラクエではなく、昆虫や動物・恐竜が最強の座を競う「異種最強王図鑑」(学研)とのコラボバトエンが人気に。

バトエン初代世代の親 vs リアルタイム小学生で、親子バトエン対決なんてのも楽しいのではないだろうか。