参戦服も推しカラーで楽しめる

同社はアパレルが本業のため、もちろん洋服も徐々にラインナップを増やしていっている。
だが、コンセプトは決して推し活からブレない。
スカートはコンサート会場の照明に映えるサテン地を採用していたり、シアートップスはツアーTシャツの下に着ることができたりして、イベントなどで推しへのアピールにつながるように工夫されている。
アパレル分野でも9色展開できるのは、同社の長年のノウハウやMD力によるものだ。

「これを作った人、天才かよ!」 推し活を全力で応援する「推部屋plus(おへやぷらす)」にオタクが夢中!_5
推しのカラーの服が見つからないという悩みに答えた商品

「グッズはもちろん、今後は生誕祭やイベント参戦に着ていける服の開発にも、もっと力を入れていきたいです!」
とゆうさん。

「推し活は年代の幅が広く、ジャンルもさまざまです。そのうち推しがいるのが当たり前という時代になるではないかと考えています。そんな人たちに思い切り推し活を楽しんでいただけるように商品を充実させていきたいですね」
とぎぃこさん。

いつも推し活を楽しんでいる人たちが開発する商品だからこそ、デザインや機能に使う人への細やかな心配りが込められていると実感した。

取材からの帰り道に記者が「推部屋ケース」をポチったのは言うまでもない。

取材・文/百田なつき