サマソニを快適にする、スマホアプリとキャッシュレス

話題がアーティストのMCに集中? サマソニに見た、SNSとスマホとサブスクによる夏フェスの変化_3
サマーソニック公式アプリのタイムテーブル画面

――今年のサマソニは、スマホアプリの活用も印象的でした。これまで夏フェスといえば、タイムテーブルが紙で配られ、それを何度も見てボロボロにしながら1〜2日過ごすものでしたが、今年のサマソニはスマホアプリにそうした情報が集約されていましたよね。

今年から紙のタイムテーブルを廃止して、アプリに集約することにしました。その理由として、コロナ対策としてモノを手渡しする機会を減らしたいという狙いもありましたし、資源やコストの面からも紙の使用をなるべく減らしたいという考えもありました。しかし、この決断に踏み切れたのは、この数年でアプリの使い勝手が向上し、情報更新のしやすさも改善されたからです。

――自分が観たいアーティストを登録すれば独自のタイムテーブルが組まれたり、気になる飲食店をマークすればオリジナルの地図が作られたりなど、とても便利でした。

ありがとうございます。実際にアンケートも取ったのですが、アプリの使い勝手については概ね好評をいただいています。今後はアプリ活用がスタンダードになると考えていますし、年々改善できる体制を作っています。

話題がアーティストのMCに集中? サマソニに見た、SNSとスマホとサブスクによる夏フェスの変化_4
サマーソニック公式アプリのマイマップ画面

――他には会場中の飲食店やグッズ売り場でキャッシュレス支払いが可能となっていました。実際にキャッシュレスと現金はどれくらいの割合で使われていたのでしょうか?

もはやほとんどの支払いが、キャッシュレスで行われている状況です。我々としても感染対策の観点も含めキャッシュレスを推奨していましたし、世の中のトレンドでもあるので、今後この流れがさらに続くのではないかと思います。