1年365日お手入れすることの大切さ
「肌、きれいですよね。化粧品、なにを使ってるんですか?」
「美容エディターさんだから、その肌はエステとか美容医療、バリバリなんですよね?」
「えっ、20代じゃないんですか?」
そんなことを言われるようになった30代も半ば過ぎ。
何が変わったかといえば、30歳を過ぎたころに美容担当編集、つまりは美容エディターとなったから。
で、本来真面目な性格の私が最初にやったことが、高級化粧品のサンプルを使いまくり……ではなく、毎日きちんとメイクをして、きちんと落とすこと、だったのです。
そんなの、当たり前じゃん、と思ったそこのアナタ! やってない人もいるですよ、少なくとも当時の私はそうでした。
酔っ払って帰ってきてメイクしたまま爆睡。
朝起きてから寝るまで、寝起きの顔のままで一日中過ごす休日。
とにかく肌に対して雑に生きてました。
そこを一念発起して、以下のルーティンを朝晩行うようにしたのです。
起床→ぬるま湯ですすぎ洗顔→ていねいに化粧水・美容液・乳液・アイクリーム・UVケア下地→ていねいにリキッドファンデ―ション・ポイントメイク。
帰宅→直ちにクレンジング→ぬるま湯洗顔→ていねいに化粧水・美容液・クリーム・アイクリーム。
これを365日欠かさずやることにしました。やりました。今もやってます。
休日はファンデの代わりに、今でいうBBクリームみたいな色付き日焼け止めにパウダーをはたく。もちろん出かけなくてもやる。もちろん夜にはクレンジングする。
はっきりいってこのルーティンを始めて1週間で肌は変わりました。
まあ、若かったしな。30代なんてまだピチピチだから。
肌と化粧品は手をかけただけ応えてくれる
こんな風に基本のお手入れをきちんとしただけで、
肌の水分量増える→みずみずしく透明感がでる→きめが整う→しっとりなめらかに→ふっくらして毛穴が目立たなくなる→透明感が増すから何なら色も白くなる
というグッドスパイラルに突入したのです。
まずは自分で触った頬の手触りが激変したことに気づく、最初の1週間。
メイクのりがよくなってファンデもちょびっとでよくなる、その後の1ヶ月。
肌がきれいねと言われ始める、やがての3ヶ月。
ちっとも美人じゃないけど、肌がいいと得をするのは間違いない。七難隠すは戯言じゃない。
40歳目前にPOLAでしていただいた肌診断で、水分量19歳の数値を叩き出したのは、よき思い出です。
おかげで50歳を過ぎてからは、ファンデーションはゴルフと改まった席以外ではつけなくなりました。
これはある程度年を重ねると、ベースメイクは軽めにしたほうが老けて見えないというのもありますが。
それでも、ここぞ!(いつだよ)というときに、リキッドファンデを叩き込み、コンシーラーでシミやくすみをかくしてお粉で仕上げた肌の頼もしさというのもあるのですが、それはまた別の話。
この世には10万円のクリームがある
40代では美容誌「マキア」に異動し、次なるスキンケアの扉を開きました。
クレ・ド・ポー、ポーラBA、ランコム アプソリュ、コスメデコルテAQMW……世の中には10万円のクリームとか5万円のアイクリームがあることを知ったのもこの頃。
で……すげーわ、化粧品。
激務と加齢で大人の階段を登りつつあった肌に見事に歯止めをかけてくれた逸品たち。
ありがとう。この場を借りてお礼を言います。
その後、美容の現場を離れてはや7年以上たちますが、今でも365日、きちんとメイクしてきちんと落とすは続いてます。真面目でしつこいのよ、私は。
だって、お手入れと化粧品は裏切らないって身をもって知ってるから。
おかげさまで、先日某クリニックで肌水分量を測っていただいたら、マイナス15歳を記録。
ありがとう、スキンケア! これからもよろしくね!
てなわけで、あまり説得力はないかもですが、こんな私が今も愛用、生まれ変わっても使いたいなと頼りにしまくっているスキンケア5点をご紹介します。