森拓郎&藤原望未が考える共通の“美しさ”

イベント後、ボディメイクについて語ってくれた2人にインタビューを実施。

まず、自身が思う“美しさ”とは何かについて質問すると、森は「僕は美容は健康の上にしか成り立たないと思っています。「痩せたい」とおっしゃっている方でも、便秘や冷え性、生理不順など、健康状態が良くない方に対しては、食事量を減らす方法や運動量を増やすことは提案しません。まずは健康にならないと、ボディは美しくならないんです」と説明。

「理想の身体じゃなくてもいい」森拓郎&藤原望未が考える美しいボディメイク習慣_3

実際、健康状態が良くない人から相談を受けた場合は、今よりも食事量を増やして健康状態を良くすることを目標とするそう。その理由を「病的な“ただ痩せただけの体”ではなくて、健康的に痩せることが大切。心身ともに健康というのはよく言いますが、外見だけではなく、自分自身が体調も良くて、さらにそれを認められているかが“美しさ”として重要なところ」だと、自身の考えを明かした。

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また、同じ質問に対して藤原も、森の意見に賛同。「見た目だけでなく、内面の“自分に自信がある”“自分のことを好きでいられる”という気持ちを含めて“美しさ”だと思っている」と内面の美しさにも言及。

続けて「不健康な痩せ方をすると結局それがストレスになるので、心も病んでしまって内面の“美しさ”からはかけ離れてしまう。でも、健康的に痩せれば、見た目も綺麗になるし、何より心も明るくなってハッピーになれるので、“もっとダイエットを頑張ろう”とか“綺麗になろう”という相乗効果も生まれる」と健康的な痩せ方をすることで、外見だけでなく内面へのアプローチもできると語った。


“自分のことを好きでいる”ことの大切さ

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また、2人が“美しい”と思う人はどんな人なのかと問うと、藤原は「自分に自信を持って、自分のことを好きでいる人。コンプレックスな部分も好きでいられたり……。内側からキラキラしている人ですね」とコメント。

森は「“今の自分が良い”と思えている人」と回答。自身のトレーニングに通ってくれている人を例に挙げ「ボディメイクに関しての方法論を持っているので、教えることができます。ただ、それをやってくださいって言っても途中でどうでもよくなる人が多い。僕は究極、目標を達成できなくてもいいと思っている。結果にはコミットしないスタイルなんです」と自身の方針を説明。

その理由を「思いつめてしまう人がどうでもよくなるようにアプローチする。例えば、ダイエットを目的に来られている方が、甘いものを食べてしまって、“食べちゃった”とネガティブに考えてしまうと、その食べたい気持ちを我慢し続けて理想の自分を作っても、結果的にマイナスの思考になってしまうし、ずっとそのまま。我慢しても“本当は食べたい”を育てているだけだと思うんです」と自分自身の意思に反して我慢することは本質的ではないと語った。

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それを踏まえて森は「それよりは、“理想の自分の身体じゃなくてもいいや”って、どうでもいいように思える方がよほど幸せ。“この状態になれば私は幸せになるはず”と思っている方がいるんですけど、そうじゃないんです」と、まずは“自分自身のことを好きでいる”ことの大切さを主張。

最後に「恋愛と一緒。あの人を好きじゃなくなりたい!と思ったらどんどん好きになってしまうので(笑)。まずは考えない状態にすることが大切。僕のパーソナルトレーニングに来てくれる方に対しては、まず自分の理想に対する固定観念がどうでもよくなればいいなと思ってやっています」と締めくくった。

取材・文・撮影/瑞姫