ペットOKのマンションが規約改定で突然ペット禁止!?
「猫を一匹飼っているので、ペットOKの物件を探して引っ越したのが半年前のことです。家賃は少し割高でしたが、共用部にはペットの洗い場などもあって、ここに住んでよかったな、と思っていたのですが……」(都内23区在住・Aさん)
先月ロビーの掲示板に張り出された管理組合からのお知らせを見て、Aさんは驚愕する。
<重要!! ペット飼育について 居住者全員必ず熟読してください!!>
2022年●月●日に●●●マンション第●期通常総会で管理規約改定が承認され、●●●マンションに居住するすべての賃借人(部屋を借りている人)のペット飼育および一時的預かりを例外なしの禁止としました。
よって、ペット飼育をしている賃借人の方は管理規約違反になりますので、ただちにマンションから引っ越すか、ペットを手放すかしていただきたいところですが、管理組合も鬼ではありませんので、猶予期間を設けました。現在飼育しているペット一代に限り例外的に飼育を認めますが、追加飼育は一切認めません。
また、掲示物を剝がしたり共用部でペットを抱きかかえずに歩かせている住人については、防犯カメラの記録を確認し、日時と人物を特定済です。公文書である掲示物を剥がすことは犯罪ですので、警察への通報も検討しています。(以下略)
「ペットOKの物件を探して引っ越して、プラスアルファの敷金や割高の家賃も支払っているのに突然禁止だなんて......。一部には飼育マナーが悪い人もいるのかもしれませんが、ほとんどの人はルールを守って暮らしています。
『鬼ではありませんので』という言い方も随分高圧的ですし、猶予期間を設けるとは言っても、ペットを飼っている住人は日々監視されているのではないかと思うと、猫を病院に連れていくために、キャリーケースを持って廊下を歩くのさえ恐怖を感じます。
正直、管理組合に言われなくても今すぐに引っ越したいですが、引っ越し費用を払ったばかりだと思うと悔しくて……」(Aさん)