虐待で3本足になった保護猫・しじみちゃんと漫画家の幸せな日々_4
虐待で3本足になった保護猫・しじみちゃんと漫画家の幸せな日々_4

しじみちゃんとの生活で早寝早起きに

3本足というハンディキャップを感じさせないほど、活発で遊ぶことが大好きなしじみちゃん。天道さん宅にめいっ子家族が遊びに来たときは、3日後にようやく「足が1本ない」と気が付かれるほどだった。

「遊ぶのがとにかく好きなんです。最近は、紐状のおもちゃを買ったので、それをヘビみたいに動かして追いかけるというのが流行っています。でも、原稿の締め切り前は相手ができないことがあってかわいそうなんですよね。『ごめんね』って言って大好きな猫草を与えて許してもらっています(笑)」

漫画家は座って作業をしている時間が長く、腰や首を痛めてしまう人も多い。しじみちゃんとの遊び時間は気分転換やストレッチにもなっているという。

「猫は気持ちの切り替えが上手。私はすごく下手で、沈んでいるときはとことん沈んでしまうというタイプでした。3本足でも気にせずひょうひょうと生きているしじみを見るとすごく元気が出ます。いてくれるだけで幸せな存在ですね」

しじみちゃんを迎える以前、連日の原稿執筆で体調を崩してしまい休業していた時期もあった天道さん。猫との生活を始めたことで良い効果もあった。

「猫が眠くなったら一緒に寝て、毎朝起こしくるのに合わせて起きるので、自然と早寝早起きで生活リズムが整うようになりました。これもしじみのおかげですね」