50代男性の体臭の結果は…
次に50代の男性の結果シートを見てみよう。
彼の測定結果はにおいの強度3、不快度3で「カレーのようなスパイシーな臭い」だった。
におい強度3は楽に臭いを感知でき、周りにもわかりやすい強度で、不快度は3で非常に不快という結果だった。
特に両脇、背中の上部にカレーのようなスパイシーな臭いがしたそうだ。
機器分析も汗の臭い物質の酢酸が6.6、硫黄のような臭い物質の「3-メチル3-スルファニルヘキサン1-オール」が7.2と標準よりも高かった。
「脇から強い臭いが出ているのがわかりましたが、デオドラント剤を使えば周囲に脇の臭いが届くのを防げる可能性もありますので、まずはしっかりケアしていただきたいです。一方で、その日の状況によってはデオドラント剤を使っても臭いが抑えられない可能性も考えられますので、ご本人が希望される場合はワキガ治療も選択肢に入れていいと思います」とのことだった。
「今まで利用いただいた方から『気になっていた自分の臭いがわかってよかった』『自分が想定していた臭いではなかったので、これまでのケアが間違っていた』などの感想をよくいただきます。体臭の悩みは人にはなかなか打ち明けにくいものです。だからこそ、客観的な評価を受けることで、適切なケア方法がわかりやすくなります」と石田さん。
取材を終えて、自分の体臭が周囲にはあまり届いていないことに少なからずほっとした。柔軟剤の香りに気をつけ、汗は臭いの元となるので、更年期の汗対策はしっかりしようと思った。
取材協力
オドレート株式会社
https://odorate.co.jp/