96店舗の会員、約6万人の個人情報が…

女性向け風俗店のイメージ画像
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女性向け風俗店グループA(以下、女風店A)を巡る情報流出の疑いを報じたのは、情報セキュリティに関するニュースを扱う『セキュリティ対策Lab』の河野拓氏だ。河野氏は、インターネット上の掲示板に掲載された10月26日付の投稿について、こう解説した。

「投稿したのは『Mumei no Kai(無名の会)』と名乗るアカウントで、個人なのか組織なのかは分かりません。女性向け風俗店の名前と運営会社名、その代表者氏名まで記した上で、『96店舗』の『会員5万8,573人』と『従業者5,331人』もの個人情報を保有していると主張しました。

そこには従業者とされる人物の個人情報と顔写真、会員の利用状況を示すサンプルも含まれていました」

「無名の会」なる組織の実際の投稿
「無名の会」なる組織の実際の投稿
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ただし、これらの人数は投稿者側の主張であり、確認済みの被害人数ではない。

女性向け風俗店のなかには、任意の名前で利用できる店もある。そのため、女性ユーザーの中には「偽名やニックネームで登録してるから大丈夫では?」などの声もあった。だが、河野氏は匿名での登録にもリスクがあると指摘する。

「他の漏えい情報との共通点があれば身元を推測される可能性があります。今回の投稿者も、利用者の登録名や利用履歴を外部の情報と照合し、実名や住所に結び付けたとまで主張していました。予約履歴も保有していると主張しており、仮にそれが事実なら、利用歴を知られるだけでなく、不審な接触などの二次被害にも注意が必要です。そのため私は注意喚起のために記事化したのです」

本名や住所の登録が必須でなくても、予約時のやり取りなどを通じて、店舗側が情報を把握している可能性はある。一方、今回の情報が実際に外部の情報と照合され、本人の特定につながったかどうかは確認されていない。

10月29日に『セキュリティ対策Lab』のサイトで記事が公開され、Xでも紹介されると、女風店A以外の店舗や個人で営業するセラピストなども、個人情報の取り扱いについて説明を公表した。

記者が女風店Aの本店に問い合わせたところ、担当者は「折り返し連絡する」と回答したものの、その後、連絡はない。