2026年9月に、SNSで反響のあった集英社オンラインの記事ベスト5をお送りする。

第1位は、13年前のめちゃイケの企画が大炎上したという記事だ。なぜ平成のテレビがいま断罪されているのか。
第2位は、ウクライナ侵攻の長期化で、ロシアと北朝鮮の軍事的な結びつきがかつてないほど深まっているという分析記事だ。
第3位は千葉に漂着したクジラの記事、第4位はドライブスルーでのトラブルの記事、第5位はアジア大会で相次いだ運営の不手際についての記事だ。

第1~5位のランキングは以下の通り。

第1位
「二度と表舞台に出るな」13年前の『めちゃイケ』が大炎上、海外にも拡散…“平成のテレビ”がいま断罪される不気味さ

第2位 
〈プーチンが金正恩に“全力土下座”か〉「3倍強力の新型ミサイル」「最大5万人の追加派兵」も要求…ウクライナ戦争が北朝鮮の“現代戦の学校”に

第3位    
〈千葉・匝瑳〉海岸に17メートルの巨大クジラ…口元から赤い“何か”が膨張、現場で見た「触ろうとする人も」

第4位      
ドライブスルーの“入れ忘れ”に「家まで届けろ」はカスハラか?「客も確認すべき」で意見真っぷたつ…企業と専門家の意外な見解

第5位
〈酷すぎるアジア大会〉「こんな貧相な食事は見たことがない…」小さすぎるベッドに男女同室のミス、国歌も間違え…グダグダな運営対応に海外から大ブーイング

↓以下記事本編

SNSで突然、“過去のテレビ”が炎上する――。いま、そのターゲットになっているのが、かつてフジテレビ系で放送されていた人気バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』だ。

「こんなことが日本では普通なのか?」時と国を超えて炎上した『めちゃイケ』

SNSでは、過去のバラエティー番組の一場面を切り抜いた動画が、数百万、数千万回と再生されることは珍しくない。懐かしの名場面や過激なシーンは拡散されやすく、インプレッション稼ぎが目的とみられる投稿も後を絶たない。

テレビ番組の映像を無断で転載すれば著作権上の問題が生じるが、膨大な投稿を放送局側がすべて把握し、即座に対応することは難しい。削除されるまでに映像だけが広く拡散してしまうケースもある。

ただ、今回の『めちゃイケ』をめぐる拡散は、これまでの“懐かし映像のバズ”とは少し様相が異なっている。

拡散されているのは、加藤浩次が頑固オヤジに扮する人気コーナー「爆烈お父さん」の一場面だ。加藤が床に倒れているAKB48のメンバーの両足をつかみ、パカパカと何度も開かせると、周囲の『めちゃイケ』メンバーもノリノリでそれをあおる。最後にはジャイアントスイングで何度も振り回している。

当時のAKB48の人気は海外にも普及…台湾のAKBグループ「AKB48 Team TP」(現在「TPE48」)(画像/Shutterstock)
当時のAKB48の人気は海外にも普及…台湾のAKBグループ「AKB48 Team TP」(現在「TPE48」)(画像/Shutterstock)
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「こういう暴行映像を見て笑えなんて平成は狂った時代だったな」――そんな批判的な言葉とともに投稿された映像は、5600万回以上表示される事態となった。

「こんなものを電波に流していたのか」という番組への批判だけでなく、「今からでも良いから二度と表舞台に出てくんなよ。作ったやつも許可したやつも仕事辞めろ」「こういう性根は変わっていないと思う」など、十数年前の番組内での振る舞いをもとに、出演者の現在の人格や活動まで批判する声も上がっている。

さらに映像は海外にも拡散した。

「クレイジーで気持ち悪い」「こんなことが日本では普通なのか?」といった声のほか、「先進国なのに道徳は先進的とはほど遠い」「この国の女性への扱いは言葉にできない」と、日本のテレビ文化や日本社会そのものへの批判にまで広がっている。

転載を重ねるほど、「2013年に放送されたものであること」「加藤が頑固オヤジというキャラクターを演じていること」「前後を含めた一連のコントであること」といった情報は抜け落ちていく。

十数年前のバラエティー映像が、ある日突然、数千万人のタイムラインに現れ、当時の文脈を失ったまま“現在の問題映像”として炎上する。

今回の騒動で考えたいのは、この点だ。

そもそも「爆烈お父さん」とはどんな企画だったのか。テレビウォッチャーの飲用てれび氏はこう解説する。