ホームセンターで50本入りの結束バンドを購入

今年2月、園美さんの身の回りで不審な出来事が相次いだ。6日には園美さん本人から「車をのぞき込んでいる男がいる」と110番通報があり、翌7日には、妻子がありながら園美さんと不倫関係にあった今北容疑者から警察に「園美さんが玄関先で男に液体をかけられた」と通報があった。

園美さんはその際に転倒して軽傷を負い、10日に被害届を出す予定だった。ところが、その日を境に、周囲は母娘と連絡が取れなくなる。約5か月後の7月17日、今北容疑者の供述に基づく捜索で、奈良市の名張川沿いから2人の遺体が見つかった。

母と娘が住んでいた一軒家(撮影/集英社オンライン)
母と娘が住んでいた一軒家(撮影/集英社オンライン)
すべての画像を見る

母娘に対する死体遺棄罪で起訴された今北容疑者は、10月7日に園美さんに対する殺人容疑で再逮捕され、27日に起訴。同日、莉園さんに対する殺人容疑でも再逮捕された。地元テレビ局記者が説明する。

「園美さんは2月9日夜から10日未明にかけ、自宅1階の寝室で、結束バンドで締め付けるか、その他の方法で首を圧迫され、窒息死させられたとされています。そのとき、莉園さんは2階の自室にいたとみられています。

県警は母親の後に娘も殺害したとみています。莉園さんの首付近にも結束バンドが巻かれていましたが、殺害された部屋や詳しい方法は明らかになっていません」

今北容疑者は事件前、三重県内のホームセンターで50本入りの結束バンドを購入。遺体に巻かれていた数本を除き、ほとんどが自宅などから押収されたという。さらに、母娘が消息を絶つ直前のトラブルにも、関与が疑われている。

今北容疑者(写真/共同通信社)
今北容疑者(写真/共同通信社)

「2月10日、母娘宅付近で警察官と接触した今北容疑者は、園美さんについて『自分も連絡がつかない』と説明していました。その後、一連の不審者トラブルについて、自分も関与していると話していることが分かりました。ただ、たのか、通報内容に虚偽があったのかなど、具体的な事情は公表されていません」(前出・地元テレビ局記者)

園美さんの被害を警察へ伝えていた本人が、そのトラブルへの関与もほのめかしていた。