後悔は一切ないと言える
卒業後に手がけたアクセサリーブランドのプロデュースは、今も続けながら、現在は寿司を握る仕事とともに、SNSでの発信にも取り組んでいる。
「結婚して生活がガラッと変わったので、今のライフスタイルをもっと発信していきたいです。同世代の女の子たちにも、興味を持ってもらえるようなコンテンツを出していきたいですね」
HKT48出身者には、指原莉乃、村重杏奈、兒玉遥、矢吹奈子、田中美久などに加え、LE SSERAFIMのSAKURA(宮脇咲良)、FRUITS ZIPPERの月足天音、CANDY TUNEの村川緋杏……と、卒業後もさまざまな分野で活動するメンバーが多い。
新しい仕事に挑むうえで、グループ時代の経験が活きているのか。朝長が挙げたのは、指原をはじめとする先輩たちの存在だった。
「アイドル時代は、本当に指原さんに助けてもらうことが多かったんです。迷ったり落ち込んだりすると、まず話を聞いてもらって、励ましてもらっていました。今でも何か新しいことを始めたり、決断したりするときは連絡をしてます。
競い合うこともあったけど、HKTってみんなすごく仲がよくて、ほんわかした雰囲気だったんです。先輩方には本当に感謝しています」
指原からは、ファンとの交流の大切さも教わったという。
「そういう教えのもとで育ってきたので、卒業してからもファンとのコミュニケーションは欠かさず続けています。誕生日や活動の周年記念などには、定期的にイベントを開催しようと思えるのも指原さんのおかげですね」
卒業から6年がたった今、「元アイドル」という経歴をどう受け止めているのか尋ねると、朝長はこう答えた。
「消えないじゃないですか。アイドルがあっての今の私なので、むしろありがとう、という気持ち。今の私の活動を通じて『HKT48の元アイドルだったんだ』とグループを知ってもらうきっかけになるかもしれない。
だから、HKT48でいれてよかったし、アイドルとしての活動に後悔は一切ないって胸を張って言えます!」
そう言って屈託のない笑顔を見せた彼女。アイドルとしての経験を糧に、新たな舞台で自分らしく輝く朝長美桜の第二章はまだ始まったばかりだ。
取材・文/キムラ
(写真/吉岡竜紀)














