複数の弁護士と何度も接見、笑顔を見せることも
10月20日午後、警視庁原宿署の出入り口には、黒いワンボックスカーが横付けされた。
午後3時半ごろ、上下グレーのスウェットにピンクマスク姿、高級ブランドのサンダルを履いた田沢被告が姿を現した。集まった報道陣には一切目もくれず、屈強なオトコたちと共に足早に車へと乗り込んだ。頭を下げることも、言葉を発することもなく、車はそのまま新宿方面へと走り去った。
社会部記者が解説する。
「保釈保証金は250万円で、20日午前に保釈許可が下り、正午ごろに納付されたということです。取り調べではある程度話をしていたようですが、共犯とされる交際相手の会社役員、福本康太被告(28)は現在も勾留が続いているとみられます」
田沢被告は、東京・六本木の高級キャバクラ店に勤務し、実業家としての顔も持つ人物として知られていた。過去には月間売上高が2億3000万円に達したとされ、「モチベーションはお金」と公言するなど、華やかな生活ぶりでも注目を集めていた。
そんな田沢被告に警視庁が目をつけたのは、今年に入ってからだった。
「警視庁は薬物使用に関する情報を入手し、内偵捜査を進めていました。常習的に使用していた可能性も視野に調べていたところ、9月15日午後3時45分ごろ、六本木の自宅マンションでコカイン約0.4グラムを共同所持した疑いで田沢被告と、同居する福本被告を現行犯逮捕しました。その後、自宅から白色粉末に関係する小袋21袋や、白い粉末が付着したストローが押収されていたことも明らかになっています」(同前)
逮捕を受け、所属するJUNGLE GROUPは謝罪するとともに、田沢被告の活動停止と捜査への全面協力を発表、現在、田沢被告の写真は店舗HPからも消えている。
逮捕後の田沢被告は、取り調べにどのような態度で臨んでいたのか。
「基本的には調べに応じていて、雑談では冗談を言うこともあったようです。疲れた様子を見せるときもありましたが、精神的に参っているというほどではなかった。複数の弁護士と何度も接見しており、落ち着いた様子で笑顔を見せることもあったといいます。移送や送検時のポーズが話題になりましたが、取り調べで警察を挑発していたというわけではありません」(同前)













