「ワンチャン中に入るの3人かもです」

2024年10月、横浜市青葉区で住人の後藤寛治さん(当時75歳)が死亡した強盗事件の後、指示役から実行役に送られたとされるメッセージだ。「中に入る」とは、逮捕されることを意味するという。

10月14日に開かれた初公判で、藤井、久保田両被告は起訴内容をおおむね認めた。一方、弁護側は指示役から脅され、従属的な立場で犯行に加担したと主張している。

両被告が恐れていたとされる指示役とは、一体どのような人物だったのか。

2025年12月5日、警視庁などの合同捜査本部は、2024年に発生した約18件の闇バイト事件に関与した指示役として、福地紘人被告(当時26歳)、齊藤拓哉被告(同26歳)、村上迦楼羅被告(同27歳)、渡邉翔太被告(同26歳)の4人を強盗傷害と住居侵入の疑いで逮捕した。社会部記者が解説する。

「4人は準暴力団『打越スペクター』と関係があるとされ、SNSで集めた実行役に対し、秘匿性の高い通信アプリを通じて犯行を指示していたとみられています。実行役のなかには、暴行の方法を具体的に指示された者や、個人情報を握られて脅され、犯行に加担した者もいたといいます」

集英社オンラインではこれまで、指示役とされる4人の素性や交友関係、家族への取材を重ねてきた。リーダー格とされる福地被告の家族への取材では、過去の傷害致死事件や出所後の生活なども報じている。

4人は今年2月6日、横浜市青葉区の強盗致死事件でも再逮捕された。指示役が実行役に対し、「意識を失ったなら水をかけて起こせ」などと指示していた疑いも明らかになっている。

村上被告(本人SNSより)
村上被告(本人SNSより)
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