「いなたい街ですけど、案内しますよ」G PLANTSの地元・籠原へ
2026年8月14日、ヒップホップクルー「舐達麻」のメンバーの一人、G PLANTSがソロプロジェクトの始動を発表した。舐達麻とは、賽 a.k.a. BADSAIKUSH、DELTA9KID、そしてG PLANTSという3人のラッパーを中心に、埼玉県熊谷市を拠点に活動するクルーだ。
2023年12月1日にリリースした『FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD』は、各音楽配信プラットフォームで軒並み1位を獲得、YouTubeの再生回数を見ても3277万回(2026年10月16日現在)を記録している。この時点でもはやヒップホップシーンにとどまらない人気を獲得していたが、その後、G PLANTSは表舞台からほとんど姿を消し、ファンの間では次なる動向に注目が集まっていた。
そんなタイミングで、G PLANTSがソロ曲『Ryuchijo』をリリース。初動2ヶ月でYouTubeでの再生回数は100万回を超えている。タイトルの『Ryuchijo』は、留置所のこと。逮捕・勾留された被疑者などを留置する警察の施設だ。
G PLANTSには、2021年と2022年に大麻取締法違反容疑での逮捕歴がある(2022年の件はその後不起訴)。楽曲『Ryuchijo』は逮捕された際に浅草署の留置所で書き始めたという。
今回のソロ活動のスタートをきっかけに、ダメもとで取材のオファーを申し込むと、すぐさまOKとの返信がきた。続けて、取材の場所はせっかくなので地元・熊谷ではどうかと打診したところ、気さくに「いいですね。いなたい街ですけど、来てくれたら行きつけの店とか溜まり場だった店とか案内しますよ」と。
さっそく取材班は、JR高崎線に乗って熊谷へ向かった。
待ち合わせ場所は熊谷駅の隣、JR高崎線の終点・籠原駅。ごく初期の曲「STOP 籠原 NOT RETURN」でも歌われている、フッドのど真ん中だ。
駅前に広がるのは、どこにでもある郊外の景色。籠原駅に到着したことをG PLANTSに連絡すると、すぐさま返信で「そしたら、駅前の道をまっすぐ進んでもらって、駐車場を右に入って、その先に歩道があるんで………」と、詳細な道案内が送られてきた。
案内に従い、10分ほど歩いたところで、指定の場所へ到着。すると、目の前の建物から大柄の男が出てくる。G PLANTSだ。「いやぁ、わざわざありがとうございます。どうぞ、こっちです」と、笑顔で明るく出迎えてくれた。
あとに続いて、建物の一室へ。中に入り、室内を見まわす取材班に「お水とか飲まれます?」と、丁寧なもてなしと気遣い。差し出されたミネラルウォーターを飲みながら、聞きたいことが溢れてくる。













